2022.06.14
防水工事
梅雨入りが例年より早く天気予報があてになりませんね。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回は最近増えてきた工事、
「シングル屋根」の改修工事のご紹介です。
一般的に住宅屋根の修繕が塗装工事では不可能な時、改修工事といえば、
屋根の吹き替え工事、または
板金、ガルバリウム鋼板、のカバー工法が一般的です。
吹き替え工事はもちろん綺麗になりますが、今ある屋根を撤去するため費用もかかります。
そこで、今ある屋根の上から屋根を貼る、板金カバー工法の登場です。
板金の素材感といろいろな納め方が武骨でカッコいいですね。もちろん当社でもおすすめしています。
ではどんな時に「シングル屋根」をすすめるかといいますと、
・複雑な形状の屋根の場合。
シングル屋根は1枚1枚柔らかいシートでできているため加工がしやすいのが特徴です。
・板金のカバー工法が費用的に難しい場合。
板金のカバー工法よりは少しお安くできるのも特徴です。(現在は材料費高騰によりすべての工事価格が値上がりしています)
・おしゃれで柔らかい雰囲気にしたいとき。
板金のかっこいい感じもいいですが、お家の形によってはシングル屋根が似合う場合も多くあります。
施工前のお写真です。
スレート屋根、コロニアル屋根は建てた時期によっては、とても脆く、塗装ではお家を保護できない場合がございます。
そんな時にカバー工法のご提案です。
プライマーを塗布します。
アスファルト系材料で臭気も気にならない程度だと思います。
屋根の下葺き、ルーフィングを貼っていきます。
この材料を貼り終わった時点で雨漏りはしないようになります。撤去もしないので工事中の漏水リスクもなくなります。
ルーフィングを貼ったら墨出しをしていきます。綺麗にこうじするには段取りが不可欠です。
シングル屋根を貼っていきます。
今回は黒とグリーンの入った意匠性のある柄です。落ち着いていておしゃれな感じです。
この工程時も板金カバー工法と違い釘やビスを使わないので漏水の危険性が少なく済みます。
柔らかいおしゃれな雰囲気になりました。
国内ではまだまだシェアの低い(確か5%程度)材料ですが、アメリカで開発されて(確か80前)アメリカでは80%の住宅で使用されています。
その耐用年数は20年とも30年ともいわれています。
他にもシングル屋根を選ぶメリットは雨音の低減、防音性が高まります。
仕上げ材にも防水シートが使われていて基本釘を使わないため防水性が高まります。
その他、お家によってたくさんのメリットがありますが、おしゃれで柔らかい雰囲気になることです。
デメリットは、
・勾配が特に緩い屋根にはあまり向かないのでお勧めしません。
どんな屋根もそうですが雨水がとどまり易くなり雨漏りのリスクがあります。
・突風、強風に注意。
素材自体が柔らかく、釘も使わないためアスファルトシングルセメントというもので接着、圧着していきます。
圧着不足があるとパタパタと風に煽られて最悪は破れることがあります。
台風や大風の後は専門の業者に点検してもらうことをおすすめします。
・表面の石が剥がれたりポロポロ落ちてくることが有る。
しょっちゅうではありませんがシングル屋根表面に天然石付きの材料が多いことから、石が剥がれ落ちてくることがあります。大量に落ちてくるわけではありませんし、工事直後からも落ちてくることもあります。
あとは直接施工できる業者が少ない、探しにくいことです。
当社も施工できる数少ない施工店ですが、全国各地から問い合わせも来ます。
それだけ取扱いしている業者が少ないということでしょう。
ご興味のある方はぜひご検討してみてはいかがでしょうか。
梅雨シーズンに突入しました。
台風に備え
大雨や夕立が増える前に点検してみてはいかがでしょうか。
是非、お気軽にお問い合わせください。
雨でも晴れでも曇りでも雷でも喜んでお伺いいたします。
ご連絡お待ちしております
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